大人の虫歯!隠れ虫歯!

こんにちは、佐藤デンタル志木の佐藤です。梅雨に入り天気が落ち着きませんが、みなさんいかかですか?

今日は近頃とみに目立つようになってきた、大人に多い、隠れ虫歯というものについて書いてみたいとおもいます。

みなさんは今までなんの兆候もなかったのに、ある日歯が欠けて、なんか穴が空いてると思って歯医者にいったら、神経をとったり歯を抜いたりといった大きな虫歯だったことはありませんか?

これが隠れ虫歯です。

急に大きな虫歯になるには、いくつかの理由があります。1つは歯の神経には、少しずつ進んだ虫歯に対応して内側に新たな壁を作る機能が備わっています。

このため、虫歯が大きくなっても神経にさわることがなく、痛みが出にくいのです。

また、歯の外側はエナメル質という硬い層で覆われていますが、内側はかなり柔らかいため、外側の壁を残して、中のみに大きな虫歯が進行することがよくあります。

結果として、痛くもなく、穴も開いてないようにみえるが、実際には大きな虫歯ができている時があるのです。

これは、大問題で、ひさしが落ちたようになってはじめて、大きな虫歯があることに気づくことになります。その状態で歯医者さんにいっても、大きく削らなければならないことになり、治療は一度ではすみません。

20年以上の歯科医師としての経験上、歯は大きくなくなればなくなるほど、長期の予知性は格段に落ちます。

やはり、早期発見が大事なのです。

そのため、今自分に虫歯の自覚や痛みがなくとも、定期的に半年に一度は、歯医者さんでチェックをしてもらいましょう。その程度の期間であれば、虫歯の大きさも限局的になるからです。(歯周病の問題のある方はもう少し短いタイミングがオススメです)

とうぜん、歯医者さんでしか見つけられない虫歯もあります。

また、そもそも、虫歯を作らないことが良いわけですが、簡単にできることとしても、今までここで書いてきたような、フッ素入りの歯磨き粉を使うこと、甘いもの砂糖の入ってるドリンクをダラダラたべないこと飲まないこと、などがあげられます。

また、定期検診にきていただくことにより、早めの虫歯の発見、フッ素の塗布や、削らずに様子を見る治療、削るにしても出来るだけ小さく削ることで、その後への影響を小さく抑える治療などを行うことができます。

これからは、虫歯になってから治す(削る)時代ではなくなります。歯医者ではチェックをし、大きな虫歯を作らない時代です。

歯医者さんは、治療ではなく、チェックとクリーニングを主な仕事としていくことになるでしょう。それが一番、自分の歯を長持ちさせる方法です。

少なくとも、気づかないうちに大きな虫歯を作らないように、歯医者さんに検診にいってみてはいかがでしょう。

いいことがあるとおもいますよ!

長くなりました今日はこのへんで。