技工所さんとのデジタル接続セミナー

10月に入り、いよいよ秋めいてきそうですね、埼玉県志木市、佐藤デンタルクリニックのブログです。今日は、今までは型を取った上で、それに石膏をついで模型をつくり、それを技工士さんにだしていたものが、

セレックのデジタルカメラ(口の中のスキャナー)を利用して、デジタルデータでこれからは技工士さんに渡すことになるかもしれないというお話です。

当院(志木市 佐藤デンタルクリニック)では、その口の中のスキャナーカメラを用いて、①口の中の撮影を行い、②デジタルデータを利用してパソコン上で設計して、③そらを工作機械を用いて削り出す、この3つの工程を全て院内で行なっています。

セレックシステムにより、より素早く、精密なものが、その方にあった色や形で作ることができるようになりました。

今回の話は、①の撮影を主に院内で行い、その後の工程を技工所にデジタルデータでおくることにより、型どりの患者様の面倒さを軽減しながら、劣化しないデジタルデータにより正確な品物を技工所で作るというものです。

本当にまだ始まったばかりの試みで、まだまだできることできないことがありますが、近未来にこのような試みは現実のものとなっていくと思われます。

当院にとっても、セレックのシステムを利用することができる上、セレックでは通常作りにくい、本数の多いブリッジなどを型を取らずに作ることができるようになります(デジタルスキャンは必要です)

その他にも、石膏などをつかわないことでエコロジーなこと、デジタルデータが残るため模型などの保存が必要ない利点もあります。

患者さんにとっては、やはり、型取りが楽というのが大きいでしょう。どうもあの型取りの時に、嘔吐しそうになるんだという方はたくさんおられますし、スピーディでかなり早くとれます。

さらにいちど、設備を用意すれば、ローコストで正確な歯の情報を素早く技工士さんに渡すことができるようになります。

全てがこの様なものになるかはわかりませんが、意外と早くそうした流れが作られるかもしれません。

当院でも、いち早くこのような技工士さんとの連携に対応し、結果て的に患者様の大きなプラスになるように動いていきたいと思います。

ただ、通常の冠などの場合、当院(志木市 佐藤デンタルクリニック)でいま現在おこなっている、セレックシステムにより完成までできるようになっています。

もうすでに技工所さんのワンクッションがない状態で、素早く精密に作ることができるのです。しかも、患者さんがそこにおられますから、削り方や型の取り方、かみ合わせを、その日行う設計段階で精査し、必要であればその場で患者さんのお口の中をチェックしたり、微妙な調整をすることができます。(技工所にいってしまったあとではまた患者さんにきていただかなければいけなくなります)

今日の話を聞いてきて、セレックシステムはやはりすごいものだなと思いながらかえってきました。そして、これからは、さらに上乗せするような形で大きなものも、技工士さんの力を借りながら作れるようになってくると思われます。

歯科の最先端を今一度みせてくれる、良いセミナーだったなと思います。これからは、こういった技工所さんとも連携しながらよりいいものを作っていこうと思います。

長くなりました、今日はこの辺で、、

埼玉県志木市
佐藤デンタルクリニック
0484741563