1日で銀歯を白いセラミッククラウンに!

今回の歯は、奥歯の銀冠を1日で白いセラミックに変えた症例です。下の写真では銀歯が二本入っていますが、今回は一本ずつそれぞれ1日でセラミックに入れ替えています。

虫歯も深く、難しい部分もありましたが、セレックを用い、型をデジタルスキャン、模型をおこすことなくPC上で設計、セラミックブロックからの削り出し、口の中での試しあわせ、800度以上での焼き〆、最終セットまでを、2-3時間程度でおこなっています。

通常の治療であれば、4-5回、時間的にも合計6-7時間はかかる治療ということを考えれば、シンプルに早く精密なものが、入ったと言えるかと思います。

また、歯をけずる、型を取る、冠の作製など、ほぼ全ての工程をわたし自身が行い、監修しておりますので、一切の妥協のないものが、一つ一つの工程で積み上げられ、セットされていると考えていただいていいと思います。

確かに、分業をすることにより、得られることもあるかと思いますが、一人の人間が全てをみて責任を持つということの意味というようなことも、意外と大きいことではないでょうか。

以前の銀歯、ぱっと見、悪くないように見えますが、冠のはじから大きく虫歯になっています。冠の適合の問題はもちろん、セメントの質や、セットするときの細やかな作業なども、歯の長持ちには大きく関与します。

銀歯は、患者さんから見て、全く中が見えないので、外れたりしないと、わからないところが、大きな問題となります。

早めのチェックをお勧めします!