大きい虫歯にもセラミック治療は有利です!(セラミック治療のながれ)

上の写真真ん中の小さい歯、二本が大きな虫歯になっており、そこをセラミックで治療した後の写真になります。下の写真と比べてみてください。

セラミックはたしかにキレイですし、ツルツルしていて見た目が良いところをピックアップされることが多いかもしれませんが、

実際に私が行なっているセラミック治療の最大の利点は、大きな虫歯でも神経がのこせる、治療後の痛みが出にくいと言うところが、大きいのかなと思っています。

それには、
屋根であるセラミックはもちろんのこと、虫歯の処理や接着剤の取り扱いなど、非常に多くの気をつけるポイントがあります。

近年の虫歯の特徴として、痛くないのだが、やたらと大きい虫歯というのがあります。これは、フッ素入りの歯磨き粉などで、虫歯が多少進行しても、

表面一層に、硬い層を作ってくれるため、痛みが遮断され、通常であれば、大きな痛みがでて、歯医者さんに駆け込むような虫歯であっても、痛みがないため、放置されていたと考えられるものです。

とはいえ、なんとなくものが挟まるとか、しみるとか、違和感があるとか、歯の方でも、それなりに信号は送っていたはずです。

歯の持ち主の方で、このくらいなら大丈夫だろうと思い込み、悪化されているのです。虫歯は痛みが出始めてからでは、神経をとるとか、歯を抜くなどの大きな治療になりがちです。

そういった意味でも、初期のうちの虫歯を検診などにしっかり行って見つけてしまうことが、非常に有効となります。自分の痛みで判断すると大変になるということです。

しかし、実際問題、穴が大きく開いたり、しみたり、かんだらいたいなどのメジャーな症状が出ないと、歯医者さんに行く気が起きない方もいると思います。

ですから、口の中をチェックすると、虫歯の総数は減っていても、結構大きな虫歯が見つかり、患者様本人がビックリすることもよく起こります。

上の虫歯も物が挟まる程度の症状のみで、お痛みなどはほとんどなかったそうです。もう虫歯は8割ほど削った状態です。

このあと、神経が近くなっている最深部の虫歯を丁寧にとり、まずはキチンと菌がいない状態をつくります、この時、唾液などが入ってしまうとその中の菌が問題を起こすことになりますので、そことも気を使います。

そのご、神経に近い部分にシミが出ないように、お薬をぬり、その上の部分を丁寧に埋めていきます。このときにも、詰めるものを固めるライトによって、神経に熱が伝わらないように風をかけながらかためたり、

詰まるものの収縮により隙間ができないように、複数回繰り返し行ったりしていきます。そうしてセラミックを作るのに最適な、歯の形ができたところで、

セラミックの製作に入ります。

当院で行なっているセレックというシステムは、粘土のようなものでかたをとるのでなく、小型カメラでお口の中の画像をスキャニングし、それを専用のパソコン上で3Dモデルにおこします。

それをもとに設計を行い、適切なセラミックブロックを選び、専用の工作器具により、自動的な削り出しを行います。

当院では、部分的にセラミックを入れるときは、歯とセラミックが同時に変形することになりますので、歯の弾力生を意識して、硬さや弾性が歯に近いセラミックブロックを使っています。

硬いもので作ることも可能なのですが、結果的に硬さの違うものは、地震の時に断層のところでズレるように、噛むたびに歪みを抱えることになり、噛んだ時の違和感や、セメント層からの剥離をまねくことになるからです。

一番奥歯など、本当に噛み合わせがきつい場合は、全体を覆うのがよい場合もありますが、

セラミックの場合、歯との接着が強固ですので、上に乗せるだけのものや、貼り付ける形のものを選択することもでき、削る量も減らせますので、結果的に術後の違和感をへらし、歯を守ることにもつながります。

セラミックと言っても数多くなものがあり、特徴があります。当院では、セラミックの専門家とさして、その方のその歯にあったセラミックを、ご相談の上で決めさせていただきます。ご相談いただければと思います。

さて、セラミックの削り出しが終わるまで、10分程度です。

その後は、セラミックの仮合わせを口の中で行い、問題なければ、接着の準備に入ります。

ここからの接着作業も非常に大切なってきますので、しっかりと行ってまいります。患者様にもお話しするのですが、このレベルの治療になりますと取れたりかけたりと言うことはほとんど起こりません。

では、その歯がだめになるとしたらどんなことでしょう。それは、セメントの変質と変形です。セメントの補修を道などで行なっている場合、まわりをコーンなどで囲んであるのをよくみると思います。

セメントは、混ぜ始めた時から、固まり始めますが、実際のところ、二、三分では完全にかたまることはないのです。

ですから、当院では、仮に固めた後、周りをキレイにし、しっかりと光を当てて固めたのち、10分程度、化学的に固まるのを待ちます。

このとき、唾液や湿度のコントロールも大切になります。そこまでやってはじめて、キチンとした接着がえられ、長く持つセラミックが完成するのです。

また、患者様にはできれば、入れた部分で丸一日噛まないでほしいお願いをいたします。そうすることによって、セメント接着剤が、かたまり、変形しなくなるからです。皆さんは、そんなことを他の歯科医院でいわれたことはあるでしょうか。

セラミックや歯の表面の前処理もしっかり行いますので、セットだけでも、30分以上の時間がかかることもありますが、実はこの部分こそ、セラミック治療の肝の一つなのです。

みなさんは、長く持つ治療を望まらていると思います。

こんかいは、ざっとセラミック治療の流れを書きましたが、上にセラミックを入れると言うこと以上に、これらの細やかな、工程が長く持つ治療に繋がっています。

そして、それらの治療と相性が良いのが、セラミック治療であり、セレックを使った治療なのです。

セレックを使った場合、ここまで書いた工程を、ちいさいものであれば、1時間半から2時間くらいで終わらせてしまうことができます。

結果的に麻酔も一回で済んだり、仮の詰め物が必要ないため、最近の侵入ほとんどなく、それも深い虫歯でも痛みが出ない、理由の1つとなっています。

どんな治療でも、限界はあります。しかし、最新の治療を繊細に気をつけて丁寧に行うことにより、成功率は飛躍的に上がります。5年後、10年後の状態は全く違ってくると思われます。

銀歯やプラスチックでの治療は、簡便で低コストですが、あくまで治療の途中なのかもしれません。

以前からお話ししているように、痛みが出てからの治療は、大ががりになることがおおいです。

痛みのあまりない、ちょっと気になる状態で、来られてみてはいかがでしょう。丁寧なカウンセリングと、説明をされていただきます。