セレック治療の流れを説明します!

七月に入り本当に暑い日が続きますね。皆様は元気にお過ごしでしょうか。志木の佐藤デンタル佐藤です。

今日は、当院でおこなっている、セレックという、セラミック治療のながれを通常の治療と何が違うのかを、中心にお話しようと思います。

作るもの入れるものは、セラミックで同じなのですが、作る過程はずいぶん違います。それによって、より精密でスピーディーな製作物を作ることができます。

まずは、麻酔などした後に虫歯の処置をします。ここで大切なのは、神経をのこすために、深い患部が唾液などに感染しないように配慮することです。

上の写真では、深い虫歯をキレイにとったあと、しみどめのお薬でコーティングをおない、白い樹脂で形を整えながらセラミックが均一な厚みになるよう整えたところです。

全体の表面がツルッとしていてなだらかな移行形になっているのがわかると思います。この前準備が大切になります。

次の写真は、先ほどの歯をカメラの様なもので、スキャニングを行い、セレック上に3Dカラーで再現したものです。

かなり高精細な画像が取り込まれているのがわかると思います。もはや、粘土のようなもので型を取り模型を作る工程はいらず、さらに高精度でクローズアップ等の処理も自由自在にできます。

素早く取れるので、型を取るのが苦手な人にも大変オススメです。

さらに写真では、セラミックの設計もAIにより、上下の歯、噛み合わせ、色々な要因を取り込んだ上で出来上がっている状態です。(ドクターの好みや、患者さんの個性などを反映して調整することも、当然できます)

最後の写真は、実際のセレックで作ったセラミックが、口の中にセットされた状態です。

自然に継ぎ目も目立たずセットされて入るのが、わかるかと思います。(ちなみに1番左の歯に入っているのは、以前、他院でいれられた通常のセラミックです)

設計が終わったあと、設計データは、色、硬さ、大きさなどを選んだセラミックブロックを専用の当院にある、セレックcamにより、10-15分程度で削り出され出来上がります。(非常に短時間で精密な工作が可能です)

まさにすぐできるということが、このセレックシステムのポアントの1つです。この機械自体を院内に所有していなければ、このスピード感で出来上がるということはなく、通常、二週間程度、技工所さんとのやりとり、製作などに時間がかかります。

ここで、書いておきたいのは、最初の虫歯の処置で感染しないよう密封を行なったといいましたが、当然、最終的なセラミックでしっかりとした密封を早くしてしまうことは、まわりからの感染をふせぎ、治療後の痛みや二次的な虫歯の発生を抑えます。

ですから、この方法であれば、かなりの大きな虫歯でも痛みがあまり出ていない状態であれば、神経を残して処置することができます。これも大きなメリットです。

ほかにも、セレック治療のメリットはありますが、ながくなりましたので、今回は、ながれを書かせていただくにとどめておきます。

あなたのお口に、安定感をもたらしてくれる、このセラミック治療(セレックシステム)をあなたも体験してみませんか。

興味のある方には、セラミック用のカウンセリングを用意しております。お電話で予約をおとりいただければと思います。

ながくなりました、今日はこの辺で。